Constellation audio Virgo プリアンプ
Constellation audio 国内代理店からの引用…
オーディオ界に名を残す天才がチームを結成してオーディオの世界をさらなる高みに引き上げる! Constellation audio の“ドリーム・チーム”に参画しているエンジニアは、 John Curl (ジョン・カール)、Bascom King (バスコム・キング)、Peter Madnick (ピーター・マドニック)、 Demian Martin (デミアン・マーティン)、Jay Victor (ジェイ・ビクター)など。 一人の天才の力では到達し得ない別次元のオーディオを、 Constellation Audio のドリーム・チームが現実のものとします。
2000年代のアメリカらしいコンソーシアムなプロダクトがConstellation audioの初期プリVirgo。入荷して3週間ほどでしょうか。ようやく落ち着きと趣きもあるサウンドとなってきました!特にDynaudio Confidence C1 signatureが入ってきてからはVirgoの良さが目立つようになってきたと思います。ディナウディオC1はモニターライクでなく、華美でなく、どちらかというと「質実頑豊」とでもいうサウンド。アンプの性質を極めて正確に伝えてくれるスピーカー。
パワーアンプは今の在庫ですとMark Levinson No.シリーズを合わせたくなります。ルーツとなったML-2Lの回路はジョン・カールが書いたと言われます。制御ボードやレイアウトからトム・コランジェロではない事は明白。No.20.5Lになって保護回路やケミコン数、トランスの使い方は等は変わりましたが基本的なレイアウトに変化はありません。
オーディオ界のドリームチーム….. コンソーシアム・プロダクト
ドリームチームが云々・・・というPRがありましたが、現代のモノづくりでは、ファンウディングから人選、スタートUP以降までもチーム制というプロダクトやサービスは珍しくありません。才能ある若者達が思いっきりモノづくりができる土壌を造るサービスもあります。著名なプロジェクト・マネージャーを軸としたプロダクトも多くあります。
名を遺した人達が集まって、何ができるか?という、今っぽくないところは興味深いもの。このアンプが図抜けていいかは正直わかりません。並み居るプリアンプの中では良いです。。。MLAS系プリアンプとConstellation audio Virgoなら相当な部分でConstellation audioに軍配が上がるかもしれません。最近在庫でセットしていたFM Acoustics FM255プリ&CELLO Palette(イコライザー)の組み合わせは図抜けて魅力的でした。FM Acousticsだけでも出ない色気。MLAS系プリではなかなか聴けない躍動感。そういう中で聴いたConstellation audioは正直にいうと拍子抜けた感覚でもありました。
冷静に思えばCello Paletteが入ると言う事はP301が入るという事(微妙にちがうが)。私的にこのオープンモジュールはディスクリート回路の傑作だと思っています。バウエンやMLAS、GOLDMUND、FM Acoustics中でも傑作。
Constellation audio Virgoの音質。
冷却期間をおき、似合うスピーカーをセットしていくと、このクールなVirgoは装飾を排したサウンドで本質を衝いてきていると感じる。老練とも言える。パッと聴きの良さがわかりにくいのですが、たしかにあの頃のMLASのハイに感じる質感がさらに研ぎ澄まされ洗練されている。これ如実にわかるのは空気の動きでしょうか。これは昨年2000年代のKXRやFM266、No.32L等ハイエンドプリを5機種聴いた時と同じ感覚。サウンド的にはMLASの正常進化かもしれません。
どんなソースでも破綻はせず、わかりやすいキャラクターもない。かと言って蒸留水のようなわけではない。清廉潔白なサウンドではない。明るさや暗さ、浮遊感、重さを充分に聴かせてくれます。なんとなく未だに把握しきれてないキャラクターですが、1号機はそのブランドにとって勝負のモノ(後はセールス)なのでしばらく探ってみたいと感じるプリアンプ。
年末年始にかけて面白いスピーカーが他にもいろいろ入荷予定なので聴き込んでみたいプリアンプ!
この続きにいくつかスピーカーが続くと思います・・・