Mark Levinson ML-7Lのオーバーホール整備。
Tom ColangeloサーキットデザインのML7L【2022年6月オーバーホール整備】

Mark Levinson ML-7L|Overhaul
Mark Levinson ML-7L|オーバーホール整備
クローズドモジュール式のOLD MLASからオープンモジュールのディスクリート回路になりました。
ディスクリート・モジュール式で有名なのが下の『Jensen Twin Servo 990 Mic Pre』です。

Jensen Twin Servo 990 Mic Pre
Jensen Twin Servo 990はマイクプリなんかに使われたりしました。
レビンソンのモジュールはもっとシンプルなものです。
Tom Colangeloはこれらのクローズドモジュール回路から脱却し、より自由に贅沢な部品で
組み上げて登場したML7、後のcello社の回路の原型と言えるでしょうか。
消耗部品を交換し調整されたMark Levinson ML7Lは艶やかな密度感あるサウンドで魅力的です。

Mark Levinson ML-7L|Overhaul&Mark Levinson LNP2L
ML6やLNP2Lと以降のML7やcelloのアンプ、、、目を三角にしてどっちが上とか下はありません。
使用している部品はほぼ同じで基本的なクオリティに差はなく、
それよりもMark Levinsonが言っていた『どんなソースやどんなシーンを目的に作ったか?』
というコンセプト、製品プロダクトによるちがいが重要で、
彼のコンセプトに合わせ両方選ぶか、いずれかを選べば幸せになるかもしれません^^
自分のプリアンプが目的に合っているか否かが割りとポイントなんだろうと思います。
・・・たしかに個体差や微妙なちがい(マニアにはこれが大きいw)があるけど・・・
それよりも目的のために選ばれた回路や部品がどんな意味で
使われているかがわかればもっと選ぶのが面白くなりますね!

Mark Levinson ML-7L|中古レビンソン・プリアンプML7L オーバーホール整備済
今回のML7Lはボリュームにギャングエラーがあったので分解整備・修正済みです。
この時代のボリュームは測定・航空系部品なので精度が高くほぼ必ず治りますね。
■整備メニュー
・出力アンプ部半固定ボリウム接触不良のため両CHとも交換。
・本体コンデンサをSPRAGUE、VishayBC/Roederstein 製へ交換。
・電源部コンデンサをSPRAGUE製及びVishayBC/Roederstein 製に交換。
・電源部ブレーカースイッチ劣化により純正交換。
・ボリュームギャングエラー調整修理。
・ボリューム分解整備。
・ラインアンプ内オフセット調整用半固定抵抗ボリューム接点不良にて交換。
・マザーボードのハンダ付修正。
・ファンクションSW接点クリーニング。
・出力アンプDCオフセット&バイアス再調整。
・スペック点検、各部動作点検。
・内部クリーニング
※フォノカード:MM用L2カード
交換部品は26ケになりました。

Mark Levinson ML-7L Overhaul|交換した国産コンデンサ
各ボードに使われていた国産品・・・わるくはないと思いますが。とても律儀な音になりがちです。

Mark Levinson ML-7L Overhaul|電源部の消耗コンデンサ
これから7,8年はこのまま楽しめると思います!
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