cello AUDIO SUITE P301×2,P101 MCモジュール
cello AUDIO SUITE MCモジュール……2台のチェロ・スイート。
いつからだろうか?celloの製品が入荷するとウキウキしてくるのは……
おそらくスタジオ関連の文献やサイトでメジャーレーベルや著名エンジニア達が
celloプロダクトを駆使して音楽をつくっていたからだろう…..特に東海岸のサウンドクオリティに
妥協しない音楽の現場に在ったのはちょっとウレしい^^
さらにcello製品はその佇まいも他のヴィンテージハイエンドとは異質感ありだと思う。
素っ気ないデザインと感じるが、数年前に自動車部品のプロダクトデザイナーに
celloのパネルなどリプロダクトしてもらう時にその工作精度に驚いていた。
これまでかなりの台数を取り扱わせて頂いているが、
いまでも入荷してくるとウキウキしてくるのがcello製品でしょう。
今回、2台のスイートが入荷してきました!

cello AUDIO SUITE
cello AUDIO SUITE……本来のスタジオ機器のように消耗部品などを正しく整備されたスイートは
現代プリアンプとは異なる魅力を放つ存在感と現場で求めるクオリティを担保するプロ機的なサウンドの
ヴィンテージ・ハイエンド・オーディオ・アイテムだろう、と思う。
以前に入荷したConstellation AudioやFM ACOUSTICS、Jeff Rowland D.G. darTZeelなどとも
何度も比較した時もcello AUDIO SUITEの魅力は全く褪せることはなかった気がする。
。
……ただ一つ条件があってcello製品は製造から30年以上経ているので、
確実に電源部のコンデンサ類が消耗しています。電源を入れる前に内部を確認すると入荷した個体の9割は
交換していない。。。。(だからと言って買取価格をダウンすることはないのです、多くがそうだから)
交換されていない個体は聴き始めると予想通り、覇気がない。こじんまりしたショボい響きだ。
デプスもワイドもハイトも出ないし。こうした経験は中古オーディオを購入して体験したことが多いはず?!
さて、今回入荷したcello AUDIO SUITE、かなり珍しいP101 MCモジュールがインストールされていた。
一番の左2列のモジュールが『P101 MC』となる。

cello AUDIO SUITE P301×2 P101 MC P301 used Overhaul
本体はシールドされているMCモジュール、P101MC モジュールが2個あるので1台づつにインストール予定。

cello P101 MC module
このMCモジュールは当時のRFのカタログで確認するとP301と同じく94万円程のプライス。
ステラではさらに2割ほどアップ。。。
また別途MMモジュールのP100MMモジュールもあるのでインストール可能!MC&MMもOK^^
ちなみにMMモジュールは国産CになっていたものをVishayBC/Roederstein へ交換済。
ほかのコンデンサと比較するとコレに落ち着くのです。じつはSTUDERなども同じ傾向で面白い。

cello AUDIO SUITE P100 MM module
そしてボリュームモジュールのP301が3セットあるので、前期×2として搭載!後期用は別フレームに搭載。
下はこんなパターンもある、という事でP301×3!これはトライワイヤリング、トリプルパワーアンプや
3つのシステムをコントロール可能になるのですヨ!

cello AUDIO SUITE p301×3
現実プランとしてはP301×2個インストールしてモノラル使いや2系統のシステムをコントロールが可能。
また2系統のパワーアンプでバイアンプも楽しめます!
P301×2(左)は両チャンネルで音圧を合わせるオーバーホール整備を行う予定。。

cello P301 module
以前、実験的にあるオーディオ店の方とP301×2セット(おそらく国内初)をテストした時に
明らかにスケール感がアップし、音像定位が立体的に、エネルギッシュになったのに
びっくりした記憶が鮮明に残ってます。ML1L⇒ML6へ替えたようなイメージですね。

cello AUDIO SUITE|チェロ・リファレンスシリーズ・スイート(以前入荷分)
今回の個体も珍しくデジタルソース用にはVIOLAモジュールが搭載。過去に2個遭遇。

cello AUDIO SUITE module
オーバーホール整備は全バラにして準備に入ります。
未交換のオリジナルコンデンサが入っていて計測すると半分以下の容量しかないため全数交換します。
電解液が入ったコンデンサのメーカー保証は10年なので、既に35年以上経ているので、
とてもヤバい状態になっています。
スイートでもシャーシ内部を見るとわかりますが、P301の発熱でアルミ電解コンデンサは
かなり酷な環境になっています。
アルミ電解コンデンサの寿命と、AR Limited Model 6 オーバーホール整備
ということで、cello AUDIO SUITEはオーバーホール整備をしてご納品!
脱線しましたが……..世界でも相当レアなcello AUDIO SUITEだと思います!!
P301×2とP101MCがセットになったcello AUDIO SUITEは国内はもとより、
世界でも過去10年間に販売された例を見た事ないかも。。。

cello AUDIO SUITE P301×2 P101 MC P301 used Overhaul
本日時点でモジュール構成は変更可能なので興味がある方はお問い合わせを!
cello AUDIO SUITE 2台目のプラン。
もう1台のcello AUDIO SUITEはP201CDモジュールフォノモジュールをセット。
MC or MMモジュールのセットが可能です!こちらもオーバーホール整備をサービス!

cello AUDIO SUITE P201CD、P101.MC Overhaul|チェロ・スイート・オーバーホール整備
ベーシックなcello AUDIO SUITEだけど、MCモジュール付きは超レアです!MMモジュールも人気です!

cello AUDIO SUITE P101MC&P201CDモジュール
大急ぎでご紹介しましたが何れも珍しいモジュール構成になってます。
オーバーホール整備は下記のこんな感じまで行います。

cello AUDIO SUITE SP pre-amp used Overhaul|マスターパワーサプライ
1980年代から1990年代のNYCの音が良いスタ&マスタリングスタジオで活躍していた、
チェロ・リファレンス・シリーズ。
まだ電子パーツがコストダウンされていない、ハイエンド・オーディオが充実した時代の
リファレンス機を愉しんでみてください!
ちなみにcello AUDIO SUITEのリアパネルのモジュール固定ネジが^^;;;↓↓

cello リアパネルネジ
モジュール構成により価格が変わりますので構成などはご相談ください♪
Mark Levinsonやcello製品は買取・下取から
オーバーホール整備などを行っていますのでお気軽に
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