豊かな時代の、JBLのインテリア。
JBL Olympus S8R &
JBL Delphi オリンパス&デルフィ
濃厚な中音域を鳴らす10㎝口径ダイアフラムのJBL375ドライバー。
ホールトーンからウォーキングベースまで余裕で再現する大型アルニコ搭載のLE15A。
パルシブで重高音でシンバルレガートならJBL075。
キャビネットはシリアルNo.連番のC50。
音楽とJBLのシズル感が詰まったJBL Olympus S8R<オリンパス>。

JBL Olympus S8R&JBL C58 Delphi
1950年代後半、JBLが提案したインテリア・オーディオ、『JBL Olympus &JBL Delphi』Mid-Century MODERN
JBLの創始者Jim B.Lansingは美しいスピーカーを創りたい、と言ったかどうかは定かではありませんがJBL社を引き継いだB.トーマスはJBL HeartsfieldやJBL Paragon、JBLハークネスなど現代でも人気があるプロダクトをのこしました。JBLは1950年代初頭からハーマンミラーやチャールズ・イームズなどと共にミッドセンチュリームーブメントを牽引するプロダクトを数多生み出します。
JBLのスピーカーは約60余年を経た2010年代でもある種の音楽なら最先端スピーカー以上に魅力的に音楽を表現します。それは、【正しさ】という物差しではありません。だから60年以上経ても魅力的に感じるんでしょうね。JBLに限らずしっかりとしたユニットが搭載されたスピーカーは現代でも煌めくサウンドを聴かせてくれます!

JBL Olympus S8R

JBL olympus S8R初期型
さてJBL Olympus S8Rはどんなサウンドを表現してくれるスピーカーなのか?
JBLオリンパスは『小さなサイズ』です。たしかに横幅は1メートルを超えます。JBL Delphiを合わせるとワイド4メートルほどの壁面が必要です。それでも小さいと思います。なぜなら38㎝ウーファーと38㎝口径のパッシブラジエターが並び、大型ドライバーが搭載されたスピーカーだからです。JBL DD66000やDD67000とほぼ同じ様相であるわけです。JBLの他ホーンを載せれば一気にやる気満々のオーディオスピーカーに変身します。

中古 JBL オリンパス S8R JBL Olympus
JBL Olympus S8Rは背が低いスピーカーだけどサウンドステージはスピーカー天板の遥か上に!
前回入荷したJBL Olympus S7&JBL C58 Delphiはシングルウーファーの最初期のオリンパスでした。今回のオリンパスはOlympus S8Rの初期キャビネット(シリアルNo.連番ペア)とJBL Delphiです。

JBL Olympus S8R&JBL C58 Delphi
以前も書いた事がありますが、JBL Olympus S8Rが上手く鳴るとソリストは立った姿勢の音場で演奏してくれます。天板の上に定位してくれます。JBL Olympus S8Rの格子サランネットはオリンパスのアイコンでもありますが、目的はおそらく音響レンズのような作用を考慮したのではと思います。さらにサランネットの左右横の開口からもかなりの音量が出るため、ある程度の立体感にも寄与していそうです。

JBL Olympus S8R
今回のJBL Olympus S8Rは東北のスピーカーレストア会社様でレストアされた個体。エッジやドライバー、ネットワーク、キャビネットなどとても良い状態。左右音圧もそろってますので、じっくりセットアップしていくだけです。今後数十年は楽しめると思います。エッジ交換は約10年に1度1本当たり1万5千円程で可能です。

ネットワークOH時にWBTへ変更
ネットワークLX5のスピーカー端子はWBT端子へ変更しています。ユニット内部配線はJBL純正ケーブルです。

JBL Olympus S8R&JBL C58 Delphi

Mark Levinson氏所有だった、cello AUDIO SUITEで鳴らすJBL olympus S8R
上のcello AUDIO SUITEはMark Levinson氏ご本人が所有されていたcello AUDIO SUITEで、バージョン的にはSVというcello AUDIO SUITEの最終版。モジュールには非常に興味深いものが付いていました。JBL Olympus S8Rとも充分良い相性。となりのWILSON AUDIO System5もトゥイーターの暴れもなく分厚いサウンドで聴かせてくれるプリアンプでした。
オーディオとインテリアの架け橋、JBL C58 Delphi。美しい佇まいで魅せるJBLデルフィ。
JBL Olympus S8Rには専用のセンターコンソールラック<デルフィ>が用意されています。オリンパスと並べると高さやデザインなどピッタリ!このラックにはアンプ類やアナログターンテーブルがセットできるのでうまくいけばオーディオ機器をすべてラック内に収めた使い方も可能です。
JBL C58 Delphiの前面扉を開け閉めする際にイイ音でカチっ鳴るキャッチクリップはハーマンミラー製です。

JBL オリンパス S8R & JBL delphi

JBL C58 Delphi
1950年代と2010年代のリビングには。
およそ60年前にJBLが提案したリビングオーディオがJBL Olympus S8R&JBL C58 Delphi。2018年のリビングには4,800円程のAIスピーカー。いつの時代が豊かはわかりませんが、間違いないのはJBL Olympus S8RとJBL C58 Delphiがあるリビングルームはぶっちぎりでカッコいい!

JBL C58 delphi デルフィ
JBL Olympus S8RとJBL C58 Delphiをセットする場合約4メートルの壁面があればある程度余裕をもってセット可能です。一生涯たのしめるJBLかとおもいます。

JBL C58 Delphi & JBL Olympus S8R