リベンジ!立体音響装置。
Wilson Audio System 7
休日の一日、再度Wilson Audio System7をセットアンプした件。
![Wilson Audio System7|中古ウイルソン・オーディオ・システム7](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2021/12/Wilson-Audio-System-7-used-room.jpg)
Wilson Audio System7|中古ウイルソン・オーディオ・システム7
ポン置きでは絶対に鳴らない!? Wilson Audio System7
Wilson Audio System7が入荷してセットした写真が下記で
レーザー距離計で合わせた感じ・・・10畳ほどの部屋にセットする感じで。
![Wilson Audio System 7 -PUPPY7|中古ウイルソン・オーディオ・システム7](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2016/07/Wilson-Audio-System-7-set-used.jpg)
Wilson Audio System 7 -PUPPY7|中古ウイルソン・オーディオ・システム7
サウンドはハイ上がりでキツく耳に刺さるような感覚。
ここまで凄かった?かなと思うほど。
ウイルソンのある一面かもしれないけど後ろのLINN KOMRIの
しっとり上品な鳴り方とは対極…….この時は。
この状況でお客様が聴かれてもキビシイだろうなと思う、
ウイルソン特有の厳しいサウンド。
![SS誌の当時のタイプ別スピーカ特集](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2021/12/stereo-sound.jpg)
SS誌の当時のタイプ別スピーカ特集
たしかに当時のステレオサウンドの特集ではハイスピードサウンドを聴くカテゴリや
音場スピーカーなどにわけれられていたWilson Audio System7。
Wilson Audio System7がこう癖の塊ではないはずと思いつつ、、、
他スピーカーとの兼ね合いから近い距離で調整してましたが
一向に良くなる気配がないので休日の午後に徹底的にセットアップ。
仕事を忘れて、セットする事に集中することはとても楽しい!
![Wilson Audio System7](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2021/12/Wilson-Audio-System-7-watt-used.jpg)
Wilson Audio System7
まずはWilson Audio System7に張り付いている音像を剥がすべく、
ワイドをどんどん開けていく。聴いては調整しを繰り返す・・・
音像はボヤけてもワイドを取っていくと、
この空間のある場所からスピーカーからどんどん音が離れていき、
高さ方向のサウンドが出てくる!もちろんスピーカーの遥か上にも
音場がひろがってくる。。こうなってくると俄然オモシロくなる。
鉄板のサウンドステージ・マスター!
スピーカーを伸び伸びと設置していくと徐々に本領を発揮してくるWilson Audio System7。
イメージとしては客席からステージを観てる感じで視線のちょっと上に浮かび上がる^^
![Wilson Audio System7|サウンドステージの範囲](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2021/12/Wilson-Audio-System7-sound-stage.jpg)
Wilson Audio System7|サウンドステージの範囲
スピーカーの後ろ壁面まで約4メートル開ける。充分な奥行(デプス)が出る秘訣^^
・・・家庭内では難しいですが、オブジェのように置く感覚でいくと場所はあすハズ!
この時点でも正確な録音/マスタリングのソースなら試聴ルーム内の
ワイド14m×7mぐらいの範囲がサウンドステージになってくるので、
小編成のソースならほぼリアルサイズな音像や音場感。。
もっと編成の大きなシンフォニーやオペラは扇型に綺麗に展開するイメージ。
この段階では音像の精度はまだ詰めてません。。
まずは音楽が鳴る空間がリアルで大きく出現させるセット。。
この辺は好みです。
![新宿PIT INN(現在の場所)](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2021/12/pit-inn.jpg)
新宿PIT INN(現在の場所)
10代の頃オーネット・コールマンを聴いてからアルトサックスをやりはじめ、
20代前半は毎日のように紀伊国屋裏の新宿PIT INNの昼やたまに夜へ行っていたので、
自然とライブ感あるサウンドが刷り込まれたんだろうと想像しますw
・・・当時はJBLやALTECなどの単体ユニットを安く入手して、
自分でつくったシングルの真空管アンプでマルチアンプを組んでたりして
今と同じようにセットしていた、、、
・・・成長していないのかも。。
![後ろ壁から約4m離してセット|Wilson Audio System7](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2021/12/Wilson-Audio-System-7-depth-used.jpg)
後ろ壁から約4m離してセット|Wilson Audio System7
とにかくWilson Audio System7のセッティング。
この段階では目の前にあるLINN KOMRIやB&W、JBLなど、、
どのスピーカーが鳴っているかわからない音離れがポイント。
すべてのステレオソースにおいて。
横壁からのセットは一時反射とリスニングポイントまでの距離から約2.5メートル離してセット。
リスニングポイントまでは3.5mなので一時反射が混濁して耳に入らない位置。
![後ろ壁から約4m離してセット|Wilson Audio System7](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2021/12/Wilson-Audio-System-7-wide-used.jpg)
横壁から約2.5m離してセット|Wilson Audio System7
この辺りから音像を立体的に並べていくため耳までの距離と角度を調整。
ボーカルソースやソリストがなるべくピンポイントで、スピーカーの上空に鳴るようセット。
歌曲などステージ上で4人が”各々の場所で立って”歌う幻視感。
檀上にコーラスが重なるソースはソリストとコーラスの距離感が絶妙にバランス。
Wilson Audio System7はこうした要求にかなり正確に応えてくれる!!
少しづつ動かすとわかる、変わる・・・オモシロい!
![Listen view music cd](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2021/12/Listen-view-music-cd.jpg)
Listen view music cd
ソリストだけが『ぽっと浮かぶ』ではなく音楽空間全体、演奏者達が
マスタリングで想定された距離感を伴って浮かんで鳴る、という状態が
休日一日をかけて鳴ったWilson Audio System7じゃないかと思う。
相当良いレベルで鳴ってるかなと自画自賛^^;;
この時点でLINN KOMRIと変わらない感じのミュージカリティに
正直驚く・・・・アメリカのウイルソンで陰影感やしっとり感、艶っ気色気。。。
![Wilson Audio System 7 speaker|中古ウイルソン・オーディオ・システム7](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2016/07/Wilson-Audio-System-7-speaker.jpg)
Wilson Audio System 7 speaker|中古ウイルソン・オーディオ・システム7
ちょっと気難しいWilson Audio System7でヨーロッパのクラシックから
JAZZ、ボーカルソースまでソツなく鳴っているのウレシイ^^
・・・下の写真で言うとウイルソン7の後ろが全部サウンドステージで
距離感を伴って音楽が鳴ってくれる^^
ちなみにアンプ系はすべてLINN klimaxシリーズです。
![LINN klimax kontrol SE/dps ver.up プリアンプ |アップグレード書類](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2016/07/LINN-SONDEK-CD12-20bit-seibi2-1.jpg)
LINN klimax kontrol SE/dps ver.up プリアンプ
![Wilson Audio System7](https://audiodripper.jp/wp-content/uploads/2021/12/Wilson-Audio-System-7-set-up-used.jpg)
Wilson Audio System7|後壁面から4m以上の距離スピーカーの後ろ全てがサウンドステージになります。
今、在るWilson Audio System7。最先端ではないけど、
窮屈な場所で窮屈に鳴っているハイエンドスピーカとは
かなりちがう立体音響的世界で、音楽力もかなり、だとおもいます。