スチューダー・STUDER A730のオーバーホール整備|過去修理の訂正など
後期 STUDER A730 業務用CDプレーヤーのオーバーホール整備。 STUDER A730業務用CDプレーヤーの修理・整備 以前に割と大きな整備が施されたスチューダー A730です。交換部品でだいたいわかります。 […]
Audio Dripperでは2018年で20台以上のSTUDER CDプレーヤー A730・D730・D730Mk2,EMT プロ用CDプレーヤーをオーバーホールや整備をしました(2018年の修理・オーバーホール整備は30台以上、2019年36台、2020年42台、2021年26台、2022年32台)。当初は録音エンジニアの方やマスタリング・スタジオ様、音楽制作ディレクター(レーベル)からのご要望から始まりました。
PHILIPSドライブメカ(CDM0~CDM4)を搭載したCDプレーヤーの多くは製造から20~40年以上経ちますので、未整備のSTUDER機やPHILIPS機は新品時の性能やサウンドから大きく落ちています。同条件で比較すると一聴瞭然です。CDを読み取るレーザーダイオードは年々出力が落ちていき、読み取りができなくなります。またコンデンサなどは新品時から10年経過してくると消耗していきますので交換が必要になります。高性能なスポーツカーがノーメンテで性能を維持することは不可能な事と同じです。工業製品の中でオーディオ機器だけが販売時と同じ性能を維持し続ける事はあり得ません。20年も経過するとオーバーホール時期に来ますので適切なメンテナンスをする事で、新品当時のサウンドでながく楽しめます。
※A730のs.n2800番迄の初期型及びD730,D730MK2のオーバーホール整備は行っていません。
製造から25年以上経過したデジタル機器のオーバーホール整備について
製造から25~30年以上経過したデジタル機器はコンデンサやレーザーダイオード、プラスティックゴ、ム部品以外にもICやロジックIC、DACチップが壊れたり、複層基板の内部にコンデンサーの液漏れが浸透しオーバーホールが難しい個体が10台のうち1台程の割合であります。ご依頼頂きオーバーホール整備を行い動作不可となる場合はそれまでの整備の実費(6万円~12万円)となりますのでご注意ください。
※当社ご購入品以外の一部分のみの修理は行いません。
■STDUER A727・A725・A730
整備プラン 6か月保証 ¥264,000.(税込)
CD-M3・M1分解整備(レンズ分解フォーカシング調整、制御基板)、RF出力(新品時同一)調整。ダイオード、電源部レギュレータ類交換。半田クラッシュのチェック・やり直し(既存ハンダの音色を活かす方法)。メモリ電池はスーパーキャパシターなどコンデンサーへの交換はしません。将来的にコンデンサーは液漏れします。またバージョンによっては誤作動する事がありますのでコンデンサーに変更されたものは、液漏れ抑止できる電池へ交換します。
STUDER A730から取り外したパーツ約90個
個体毎の劣化部分整備・各基板整備・アース取回し整備、各劣化部品交換、STUDER正規仕様 ニッケル水素電池へ交換(10年保持)。その他コンデンサー等60パーツ以上交換(STUDER純正等)。特に音色を左右する出力段のコンデンサーもドイツ製の新品パーツへ変更します。
※ご依頼されるA730で特に多いケースが、ドライブメカ制御基板(サーボ)とメイン基板のバージョンと合致していない修理個体が多数あります。シリアル番号によりメイン基板にはいくつかバージョンがありますので、異なるバージョンの制御基板へ変更した場合、正確に動作しない要因となります。
全体のバランス調整は一流エンジニアの方々(マスタリングエンジニア様やレコード会社様最終チェック)のリファレンス機と同じ様に詰めます。エンジニアの方じゃなくてもどなたが聴かれても、あらゆる面で純正機を上回る評価を頂いています。
オランダPhilips社 OPアンプ& Burr-Brown OPアンプ、XLR出力部のUPグレード 6か月保証 ¥352,000.(税込)
上記整備プラン(¥264,000.)を含む。純正OPアンプ(@300)を150~200万円以上のハイエンド製品に搭載されているOPアンプによるグレードUP。BurrBrown製やPHILIPS製。出力基板のOPアンプもUPグレードし搭載します。どなたでも純正A730との大きなちがいが聴き取れるかと思います。電源部の470μF・220μFコンデンサーも交換します。XLR出力基板のコンデンサーやOPアンプもBurrBrown製やPHILIPS製へUPグレードします。出力基板の音色を決める重要なコンデンサーもドイツ製のUPグレード品へ交換。
レストアUPグレード整備後の交換部品100個程となります。
■STUDER D730・D730MK2などのABS樹脂トレイの補強 ¥28,000.(当社販売品)
CDを載せるトレイ部分の破損が多く補強するメニューです。
■STUDER A730、STUDER A727,A725など 電源部UPグレード ¥58,000.(税込)
PHILIPSドライブメカを採用した業務用CDプレーヤーの電源部のUPグレードメニュー。コンデンサーから電源部ブリッジダイオード、レギュレーター、中型・小型電解コンデンサー、スローブローヒューズへのUPグレードなどマシン全体のエネルギー感をアップするUPグレードです。
A730後期から採用されたシャーシ内部放熱板を個体に合わせて製作し取り付けます。効果は電源部やメイン基板、制御基板の電子部品の劣化が防げます。
■A727、A730 専用高精度クロック機搭載&UPグレード 応御相談(上記「整備」を経た個体のみ) ASK
上記プラス、高精度クロック精度UP(純正比900倍)&熱対策(耐久性UP)、各部アライメント取り、サウンドの好みをヒアリング後、10個以上のOPアンプを選択します。A730専用のマスタークロック機を新規回路・オリジナル基板&独立トランスを組んで制御します。STUDER社の音色からは外す事はしませんが、一流エンジニアの方のリファレンス機と同じ様に音を詰めます。エンジニアの方じゃなくてもどなたが聴かれても、あらゆる面で純正機を上回る評価を頂いています。
STUDER CDプレーヤーに純正装着されている水晶精度の900倍程度の11.2896Mhzを正確に発信するチューニング
音の情報量が格段に多くなる。
音のもやもや感がまったくなくなる。
音の輪郭がしっかりする。
細かい繊細な表現まで再生する。
いままで聴こえなかった音が再生される。
細部まで余韻が再生される。
概要
・専用電源トランス
・BAHV2(電源用モジュール特許製品) 1個 56,000円
・CP3006HC(電源用モジュール特許製品)2個 6300円(STUDER実装費)
・水晶の1000倍の精度を発信させる高精度発信機 1個48,000円
・新規基板製作(2枚:オリジナル製作)
・オーディオ用ハイグレードコンデンサー多数(200万円クラスの製品に搭載されるパーツ)
・新規アーシング
・各部の調整、RF出力調整、左右バランス調整(バランス取りにお時間がかかります)
技術的には第二世代電源と呼ばれ出川三郎先生が独自に開発した整流回路。ダイオードの生来的な欠点として、逆方向から順方向に流れが切り替わる時に時間遅れがあります。この時間遅れを極力少なくするように作られたのがショット・キーバリア・ダイオード(SBD)です。その効果は周知の事実ですが、SBDを使ってもまだ仕組みの上からくる根本的なゼロ電流時間はなくなりません。第二世代電源では、このゼロ電流時間に、別の回路から電流を流し込んでやる事で極限までゼロ電流時間を排除した回路です(特許取得済み)。
この回路をCDプレーヤーなどの電源整流回路と入れ替えるだけで、密度が高く滑らかな音場が再生できるようになります。現在STUDER A725でその効果がわかる個体が完成しました(2018.3.25)
▼PHLIPS LHH2000 レストア整備 200日保証¥385,000.(税込)
PHLIPS LHH2000のレストア整備も可能です。CD-M0やM1の分解整備からDAC部、操作制御、アナログ部、電源部の全パートをオーバーホールする事が可能。当時の部品のグレードアップや電源部の制御系部品の高精度化など安定動作に関わる部分をブラッシュアップする事も可能です。
過去に行ったPHILIPS LHH2000のオーバーホールやPHILIPS CDM-0ドライブメカへの換装記事などです。
Audio Analyzer VP-7722A 3台 VAudio Analyer P-7723A 2台
AM/FM Signal Generator VP-8174A 1台 EKTRONIX 2445 150MHz OSCILLOSCOPE 3台
Fluke 187 デジタルマルチメーター 2台 Fluke 8060A デジタルマルチメーター 6台
Fluke 11 デジタルマルチメーター 2台 Fluje101 デジタルマルチメーター 2台
Sanwa CX506a アナログテスター 1台 Sanwa EM7000 アナログテスター 1台
Sanwa PM3 デジタルテスター 2台
TRIO Audio SSVM STEROSCOPE MODER VT-106 1台
Mitutoyo (マイクロメータ) 0-25mm (0.001mmの高精度測定可能)
デジタルノギス(0.1mmの精度で測定可能)
Takeda Riken Digital SPECTRUM ANALYZER TR-9305 (10Hz~の測定可能)
EX-375 H2 (0V~260V 6Aまで連続で出力できる万能電源)
ADVANTEST UNIVERSAL COUNTER TR5822(ルビジゥム発信機で更生済み)
LEADER LFG-1300S FUNTION GENERATR
TAKASAGO 周波数変換/交流安定化電源 AA500F/FOA-1MG 1セット
A730 フルレストア作業【オランダ フィリップス製セレクションDAC】 CDS最高のDAC
PHLIPS LHH2000のフルレストアも可能です。(新品ドライブメカストック)。
■レーザーダイオードの新品同様への交換
使用頻度によってはレーザーダイオード出力値が基準値を切っている場合があります。その場合は読み取り不具合が起こりますので交換が必要です。STUDER機の場合はメイン基板や制御基板にバージョンがあるためそれら個体に合わせる必要があります。価格は応相談(78,000円~)となります。
STUDER A730・D730・D730Mk2 Parallel Stand (ブラックver.) Parallel Stand 詳細ページ ⇒
Parallel Standはスタジオコンソール仕様となります。A730に関しては放熱量キャパシティが少ないため放熱効果は重要。メーカー対策としてD730からリアパネルにヒートシンクが付きました。スイングアーム動作、軸偏心に効果があります。パネル内部とウッドフレーム内部で支持する仕様。色はマットなブラックなどの仕上げも可能です。STUDER A730/D730/D730MK2用 AC電源、XLR,RCA端子は干渉しません。
スタジオでは卓上で平行置きですが内部には広い空間がありますので、深刻ではありませんが、コンシューマ用でピッタリとした箱中に入れている場合、電源部(レギュレーターやトランスなど内部部品)に大きな負担がかかります。
※製造から30年経たデジタルプレーヤーの場合の動作保証は交換箇所部品の交換に限ります。
音楽制作プロ&ボイストレーナーが選ぶデジタルプレイヤー顛末記 ⇒
Music for Life Studer&LINN STUDER A730 , LINN SONDEK CD12レビュー ⇒
EMT,STUDER Pro CD Player、聴き比べWeek。⇒
スタジオ業務用 STUDER A730、D730、D730MK2、⇒
ご試聴日時:水・木・金・土 13~19時
電話|東京 03-5809-3401 , 甲府ANNEX 070-5081-8877
メールでお問合わせ audiodripper@gmail.com
Visit is a reservation system
ご試聴は1組様だけでじっくりお聴きできますので事前にご予約ください。
ご購入時は「ご購入・保証について」ページをご一読ください⇒
後期 STUDER A730 業務用CDプレーヤーのオーバーホール整備。 STUDER A730業務用CDプレーヤーの修理・整備 以前に割と大きな整備が施されたスチューダー A730です。交換部品でだいたいわかります。 […]
1990年代初頭に登場した、Wadia7+9 デジタルプレーヤー【中古】
WAADIA 7+9はCDプレーヤーが登場してから約10年後に登場した、
CDトランスポートとDAコンバーター。凄いのはAT&T3210DSPチップを
2個でデジタル信号が処理され、演算分解能は40ビット。
またD/A変換部は片ch、4基のBurr-Brown PCM63コリニアDACを
搭載の完全フルバランス構成です。とても余裕がある構成です。
特に凄い部分はハイエンドオーディオ機器で必ず登場するパーツ、
音色を決定するフルサイズのパーツを惜しみなく使っています。
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【更新】片チャンネル不動の、 LINN CD12の整備。 LINN本社、日本代理店でも修理サービスが終了したCD12の整備。 最近どんどん壊れる個体が増えています。 2020年今年3か月で、、、5台修理整備しました^^;[…]
補修用 PHILIPS ドライブメカ。 フィリップス・CDM1/CDM3/CDM4 ドライブメカ 技術担当者が持っているPHILIPSのドライブメカです。 上記はCDM1ですがあと2個あります^^ 搭載するモデルによって[…]
スチューダーA730 CDプレーヤー|過去の整備がとても悪い状態のスチューダーA730(中古)の蘇生とオーバーホール&UPグレード整備。このSTUDER A730は4千番台後半の個体でとても希少なA730で外観が綺麗な個体。ところが内部基板はイレギュラーで反則技満載の超レアな個体でした。修理・整備後は快調です。
Dan D’Agostinoがつくった クレルデジタル社の90年代フラグシップ機、 KRELL SBP-64X DACの オーバーホール整備とエージング。 Dan D’Agostin[…]
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